アクラのブログ

冬に備えて3 もみじ台現場事務所に薪ストーブが!

2015-11-02

ついに11月に入った。今年もあと2カ月。今日は、もみじ台オアシス教会の現場定例会議の日。先月までは青空会議室で定例会議を行っていたので、今日も寒い中、外で会議かなと案じていたが、なんと現場事務所が増築されしかも外には立派な煙突が建ち、中にはこれまた立派な鋳物の薪ストーブがあるではないか!ストーブの窓ガラスからは赤い炎がゆらめいている。暖かい!今日の定例会議は快適な環境で話がどんどん進むぞ!と期待して望むことが出来た。実際暖かい部屋の中で、暖かいコーヒーを飲みながら和やかに打ち合わせを終えることが出来た。完成は来年の3月末であるので寒い冬を越さなければならないが、これで安心して冬を迎えることが出来る。使用した材料は全て改修工事で出た廃材で作ったそうだ。「北の国から」の世界そのものだ。ストーブは教会のある方からの献品だそうだ。とてもとても感謝!現場が楽しくなってきた。

増築した現場事務所、薪があります

増築した現場事務所、薪があります

煙突は暖房用のダクトを再利用

煙突は暖房用のダクトを再利用

鋳物の立派な薪ストーブです

鋳物の立派な薪ストーブです

 

冬に備えて2 小樽ホーリネス教会外部改修工事

2015-10-28

14年前に設計をさせていただいた小樽市高島の教会の外部改修工事がスタートした。冬が来る前に十字架尖塔を含めた屋根の再塗装、雪止め金物の取り換え、雪害があった部分の外壁の取り換えが主な工事の内容である。今年も秋が短く、終わったと思ったらすぐに冬が近くに来ている。今年の手稲山の初冠雪が10月25日であった。小樽も冬の訪れは早く、雪は多く寒さは厳しい。安心して長い冬を越すことが出来るように建物も冬に備える。屋根、外壁の防水性はとても重要であり建物の耐久性を左右する。雪止め金具も周囲の安全性のために重要。ニシン漁で栄えた高島地区、近くに歴史的建造物の吉田宅、高島診療所あり、その当時の面影を残していてここに来るといつもほっとする。この地域に神の祝福が豊かにありますように!

屋根再塗装1

屋根再塗装1

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屋根再塗装2、天気は快晴!

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十字架、尖塔再塗装で輝き増す

小樽ホーリネス教会外観

小樽ホーリネス教会外観

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外壁、雪害があった面をすべて張り替える

冬に備えて1 南区I邸外構工事

2015-10-24

早くも10月が終わろうとしている。10月中旬から始まった薪小屋兼塀工事も順調にコンクリート壁まで出来た。天候は変わりやすいが、ほぼ予定通り現場は進んでいる。このところめっきり朝、夕方の冷え込み強くなってきた。住宅は薪ストーブ1台で全室暖房なので、十分な薪が必要である。風除室内に約1年分の薪は収容されているが、それだけだと心もとないので、塀を兼用して薪置き場を用意する。合わせて2年分以上ストックできるので安心だ。コンクリート塀の上には木組みして屋根を掛け直接雨がかからないようにする。完成まではもう少し時間がかかりそうだ。天気がまもられますように!

根掘り

根掘り

配筋状況

配筋状況

ベースコン打設

ベースコン打設

壁立ち上がりコン打設

壁立ち上がりコン打設

型枠バラシ状況

型枠バラシ状況

 

南区I邸ついに完成引き渡し

2015-10-12

先週10月3日南区I邸が完成し、引き渡しを行なった。もう少し先月細かく完成に至る経緯を載せたかったが、完成間際となると一気に現場も忙しくなり業者が日替わりでどんどん入るなど現場をコントロールするだけで精一杯となり、今日やっと落ち着いて報告出来るようになった。5月連休明けよりスタートしたI邸は5カ月弱で無事完成した。9月のシルバーウィークは私の教会で台湾研修旅行もあり、完成間際でこの時間を確保するのは大変だったが、お客様の理解もありその間現場も守られ本当に感謝であった。作り付けの家具を取付、薪ストーブを取付、完了検査を受け、カーテンを取付やっと住める状態になった。10月8日に新居に引っ越していただいた。工事中はお客様は幸いにも近くのアパートを仮住まいと出来たので結構頻繁に現場に訪れることが出来、いつも作業内容を確認していただくことが出来た。そのためお客様と私との思いがずれることが少なく完成に近づくことが出来たのは感謝だった。確かに完成までお互いに神経をすり減らすことは多々あったかもしれないが最終的にお客様に満足していただいてとても感謝している。照明器具からトイレのペーパーホルダーからタオル掛け、洋服掛けのフックのデザインまでとことんこだわった。とっておきのこだわり住宅が出来たことにとても満足している。引っ越し前の写真をとりあえず数枚載せておく。数か月後には家具入りの竣工写真を作品集に載せる予定。

 

外観全体、右手がカーポート

外観全体、右手がカーポート

風除室内部、右手薪置場

風除室内部、右手薪置場

玄関土間

玄関土間

薪ストーブ土間

薪ストーブ土間

開放的な階段

開放的な階段

オープンカウンターキッチン

オープンカウンターキッチン

食堂、カウンター収納

食堂、カウンター収納

居間中央吹き抜け

居間中央吹き抜け

吹き抜けトップライト、換気用内窓

吹き抜けトップライト、換気用内窓

暑い夏でも快適な半地下室

2015-07-30

最近北海道は雨が多く蒸し暑い日が続いている。札幌も外気温が30度近く湿度が70%を超える日が続く。しかし事務所のある半地下室は外より、また1階2階より涼しく室温が25度を超えることがなく、大抵は23度から24度くらいをキープしていてかなり涼しく感じる。我が家にはエアコンはなく、1階のリビングでは扇風機を回すが、地下は扇風機も必要ない。2階にいる子供たちは暑い日は事務所に降りてきて勉強している事が多々ある。

半地下空間は、半分地中に埋まっており躯体はコンクリートであるから温熱環境は極めて安定しており外気温の変化の影響を受けにくい特性を持っている。また半分だけ地上に出ているので採光も取りやすく、決して暗くはなく換気も取りやすい。あと住宅の用途に限って地下室の床面積の緩和があって、全体の面積の1/3まで除外できるので、容積制限の最大1.5倍までの延べ床面積の建物が可能である。このように色々メリットはあるが最近半地下のある住宅が建てられるのをあまり見ない。半地下空間のある住宅は、基礎工事が割高になるなど理由もあるが、建てる業者側の説明が少ない、あるいは知らないのか新聞でも余り取り上げられていないので一般の方は知らない方が多いと思う。この暑い夏、半地下空間の良さを考えていただけたらと思う。

半地下にある当事務所

半地下にある当事務所

小樽A邸完成引き渡し

2015-07-08

先週始め、5月初旬からリフォーム工事がスタートしていた小樽A邸が無事完成し、引き渡しが終了した。昨年の11月からの打合せに始まり完成まで約8か月、すべてにおいて守られたことを感謝している。色々な苦労はあったが、お客様の感謝の言葉が何よりもの報酬である。これからも一人一人のお客様の声を大切にしてしっかりとした家造りをしていきたいと思う。毎回毎回新しいこと経験させていただいている。打ち合わせにおいても、技術的なことも、材料のことも、デザインも等々・・・・・次回の家造りにもしっかり生かしていきたいと思う。写真はとりあえず一部だけ。

リフォーム前

リフォーム前

リフォーム後

リフォーム後

玄関ホール

玄関ホール

リビング

リビング

恵みの雨と基礎コンクリート打設

2015-06-04

南区I邸の基礎コンクリートの打設が、昨日無事終了した。低気圧が近づいている最中、布立ち上がり部分のコンクリートが型枠の中に流し込まれた。作業中少しぽつり、ぽつりと来ていたが、完了してから大雨が降ってきた。急いで階段とテラス部分は養生シートで覆いをした。基本的にコンクリートの打設時は雨は歓迎をしてもよい。コンクリートは空気と水に反応して固まるので、雨水はコンクリートが固まるのに水分の急激な蒸発を防いでくれてひび割れを防止してくれる。逆にカンカン照りの晴れ渡った気温の高い日のコンクリート打設は要注意だ。コンクリート中の水分が急激に蒸発するので表面にひび割れが生じやすい。水分が急激に蒸発しないように散水するなど養生が大切になる。昨日の雨はコンクリートにとって恵みの雨だった。振り返って見ると、コンクリートの打設の時は晴れより、曇りか少雨の天気が多かったような気がする。天候も支配する神に感謝!

基礎コンクリート打設1

基礎コンクリート打設1

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基礎コンクリート打設2

 

模型を作ること

2015-06-04

札幌南区のI邸の模型が出来上がった。新築工事の場合は物件の大小にかかわらず、大抵完成模型を作ることにしている。模型を作る目的は二つある。一つはクライアントによりわかりやすく出来上がりのイメージを伝えるため、二つ目は設計者が自分のイメージを客観的に確認し設計をより具体化することだ。模型作成も設計行為の一つだと考えている。今は模型を制作する前に、3Dの3次元モデルを造り、何度もコンピューター上でカタチを検討し、クライアントにも見ていただき、ウォークスルーの機能を使って家の中を疑似体験をしていただいている。大体固まれば、実施設計は完了へと近づき最終的には模型で最終確認となる。最初のラフスケッチ、ラフ図面、図面作成、3D作成、実施設計完了、模型作成、そして工事へと仕事は流れていく。模型作成は設計の最終段階であり、工事への進むための橋渡しの役割を担っている。

imodel-1

外観模型

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内部も作ります

南区I邸基礎工事スタート

2015-05-27

今週より基礎工事がスタートした。先週解体工事が終わり、地盤調査をして、しっかりした地盤であることが確認できたので当初の設計通り直接基礎で進めることとする。敷地寸法の確認、建物の位置出し、設計GLの設定など最初が肝心であり、現地で基礎工事業者と何度も確認する。ほぼ鉄筋組み立てが終わり明日はベースコンクリート打設。天気も守られ今のところ順調に進んでいる。

カーポート部基礎

カーポート部基礎

住宅部基礎

住宅部基礎

2014年の仕事その2 南相馬市の教会の耐震改修工事

2015-05-25

また2014年は福島県南相馬市原町区に建つ原町キリスト福音教会の耐震改修工事をさせていただいた。2011年の東日本大震災で被害を受けた教会は、耐震補強の必要性が高まり、2012年から当事務所が相談を受け、2014年5月着工し9月に完成する。地元の良心的な工務店の協力により、しっかりとした耐震補強工事が出来たと思う。主要な構造部分である屋根、壁、柱、梁、床など全体的に丁寧に補強を行った。また断熱も全体的に見直ししっかりと充填している。窓もほとんど交換し屋根材、外壁も張り替えた。今まで地域に親しまれた教会が、さらに地域に愛される教会として用いられることを祈っている。また福島から遠く札幌の設計事務所に託してくださったことを教会の方々に大変感謝している。写真は作品集のリフォームを参照。

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耐震改修工事前の原町キリスト福音教会

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耐震改修工事完了後

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