■断熱
家全体の断熱性能 熱損失係数Q=1.3以下とします。(北方型ECOは1.3以下 次世代省エネ基準は1.6以下)
壁 GW100㎜24K+FP40~100㎜外貼り
基礎外断熱 床下を内部と考える場合は外断熱をします。FP75㎜外貼り、凍結震度が深い場合はスカート断熱をすることで、基礎深さを低減することも出来ます。この工法は1階床下全体を床暖房する場合に採用します。
床断熱 床下を外部と考える場合は床で断熱します。水位が高い場合とか、基礎工事に余りお金をかけれない場合です。FP40㎜を最下にGW150㎜を載せます。この場合FP板は防風層の役目をし床下の冷気を食い止めます。
天井断熱 小屋裏を使用しない場合天井断熱します。吹き込みグラスウールは施工性の面では有利ですが、リフォームの際は再利用できず厄介なものです。GW100㎜24Kを3枚重ねにして丁寧に敷き込みます。
屋根断熱 小屋裏を利用する場合は、天井では断熱せずに屋根裏で断熱します。天井断熱と同様にGW100㎜24Kを3枚重ねにして丁寧に敷き込みます。
■機密性能
相当隙間面積1.0?/㎡以下 気密測定あり。窓周り、換気孔周りを100㎜幅の気密テープ、土台と基礎を発泡ウレタン充填、先貼り気密シートにより各部位の気密を向上します。
■換気方式
第3種方式をメインに考えていたが、冬季の級気孔や建物の隙間からのコールドドラフト(冷気の新入)の恐れがあるので第2種換気方式の採用を検討しているところです。
■窓と玄関戸
断熱樹脂サッシ ペアガラス アルゴンガス入り LOW-E仕様 又は断熱樹脂サッシ トリプルガラス アルゴンガス入り LOW-E仕様 又はアルミ木製複合断熱サッシ トリプルガラス アルゴンガス入り LOW-E仕様 玄関戸 断熱アルミ樹脂複合玄関戸 2重ロック式 既製品使用 又は木製断熱戸 2重ロック式 政策物
■工法
木造在来軸組工法を採用してます。日本の伝統工法を大切にします。後からの増改築リフォームがしやすい工法です。なるべく内部に主要な構造材が見えるデザインを心掛けています。柱、梁が見えることで耐久性、耐震性を視覚的にも安心感を与えます。
■耐震性の確保
基本的に外回りに関しては、構造用合板ァ12.5を外貼りとし、断熱欠陥となり易い筋カイは使用しません。筋カイは断熱に関係のない内部構造壁に使用します。安全率として建築基準法で要求される壁量の少なくとも1.5倍(50%増し)を満たすように耐力壁を配置します。
■耐久性の確保
外壁は外装材の下は壁内結露を防止するため通気層18㎜から24㎜をしっかり設けることにしてます。外壁材は、ひび割れがなく耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用することが多いです。もちろんタイルレンガも予算があれば使用したい素材です。屋根板金下地は結露しやすいので、下地保護のためFP板20㎜を上貼りします。
■暖房方法
灯油炊きのボイラーによる温水パネルによるセントラルヒーティング、または灯油炊きボイラーによる床下空間を暖める1階床下暖房による全室暖房。最近は薪ストーブによる全室暖房も進めています。この場合はオープンプランが前提となります。薪の入手は札幌近郊でも多少遠くても何とかなります。薪は再生可能なエネルギーであり、余り価格変動がありません。薪を積んだりスペースを確保したりと手間はかかりますが、冬は本当に体全身を暖めてくれる優しい燃料です。手間をむしろ楽しめる人にお勧めです。
■給湯方法
今のところ灯油式の直圧式壁掛けボイラーをお勧めしています。これはとても効率が良くなりました。給湯に使用する灯油消費量は4人家庭で300リットル程度で済みます。暖房の1/4から1/3程度で済みます。
今のところ灯油式の直圧式壁掛けボイラーをお勧めしています。これはとても効率が良くなりました。給湯に使用する灯油消費量は4人家庭で300リットル程度で済みます。暖房の1/4から1/3程度で済みます。